大企業が特許・アイデアを買ってくれるということはほとんどないです。
いいアイデアを考えたので、そのアイデアで特許を取得して、取得した特許を大企業に売りたい、と相談にいらっしゃる方が結構多くいます。
そのようなお客様に、私は、大企業が特許を買ってくれるということはほとんどないです、とお話をします。
大企業が特許を買ってくれない理由は2つあると考えています。
一つ目は会社側の事情
二つ目は社会状況の変化
です。
大企業が特許・アイデアを買ってくれない2つの理由
先ず一つ目の理由は、大企業、中小企業もそうですが、1年を通して事業計画をもって活動しており、企業にとって、その事業計画を実行することが第一という会社側の事情があるからです。
持ちこんだ特許・アイデアがどこまでの価値があるか?
みなさんが持ちこんだアイデアをビジネス化しようとすれば、企業は、限られた人、物、金の資源を、当然そのビジネス化のために割かなければなりません。そのため、みなさんが持ちこんだアイデアをビジネス化しようとすれば、既に決まっている自社の計画を止める必要が出てきます。
言い換えると、みなさんが持ちこんだアイデアが、自社の本来の計画を一旦止めてまで実行する価値があるとすれば、企業はみなさんのアイデアを喜んで買ってくれます。それもあり、みなさんの〝アイデア話〟に付き合ってくれるのは、せいぜい小金をもって何かできないかを常に探している方です。
例えば、個人投資家のような方です。
個人投資家に出会えたとしても、今度は、みなさん自身でビジネス化していかなければなりません。そのアイデアをどこで商品化して、どこで売るか等です。私もいくつかの事業化をサポートしていますが、本当に難しいです。
また、二つ目の理由は、昔と今では圧倒的に得られる情報が違うという社会状況の変化があるからです。
インターネットやSNSがない昔では、斬新なアイデアやそのようなアイデアを利用した売れるビジネスの情報が少なかったので、企業も、持ち込まれたアイデアを買ってくれたかもしれません。
しかし、今では、インターネット等から誰でもあらゆる欲しい情報が得られるようになりました。
そのため、企業も、持ち込まれたアイデアが斬新か、さらに売れるビジネスに結び付くのかをインターネット等の情報から判断し易くなっています。
さらには、企業はビジネスの一線で戦ってきていてビジネスの経験が豊富なので、持ち込まれたアイデアが売れるかどうかを瞬時に判断することもできたりします。
→どのような商品が売れるか、どのような特許だと稼げるかを知りたい方は、
「売れる商品・稼げる特許のメール講座」の登録をお勧めします。
売れる商品、稼げる特許の情報を1日数分、数回のメルマガで学べます。
企業に特許・アイデアを買ってもらうためにはどうすれば良いか
では、企業に特許・アイデアを買ってもらうためにはどうすれば良いか。
それはアイデアの評価の実績を積むことです。
売上を創り出すための仕組がしっかりと構築されているか?
アイデアの評価の実績とは、例えば、アイデアを使ったビジネスでの売上が既にあるとかです。
さらに、欲を言えば、売上を創り出すための仕組がしっかりと構築されていることです。
企業も、売上の実績のようなアイデアの評価の実績があり、さらにはその実績を生む仕組みが既にあれば、アイデアを買ってくれることでしょう。
そうは、自社でやれば直ぐに利益を出せるイメージができるからです。
様々な場で実際に売れた実績、評価された実績を積んでいく
それでは、実績を作るにはどうすれば良いでしょうか。アイデアをビジネス化して利益を出すことが一番良いですが、それは結構難しいです。
そもそも、みなさんがアイデアを企業に売ろうとしているのは、ビジネス化することにそれほど興味がない、ビジネス化することが大変だと思っているからかもしれません。
ではどうすれば良いでしょうか。でも、今は実績を作る場所は次のようにたくさんあります。
・クラウドファンディング
・ビジネスコンテスト
・SNSで拡散
このような様々な場で実際に売れた実績、評価された実績を積んでいくことです。
あと、企業も今は利益がでそうなビジネスを積極的に探しているという事情もあります。
→どのような商品が売れるか、どのような特許だと稼げるかを知りたい方は、
「売れる商品・稼げる特許のメール講座」の登録をお勧めします。
売れる商品、稼げる特許の情報を1日数分、数回のメルマガで学べます。
まとめ
このように、「いい特許・アイデアは大企業が買ってくれる!」ということは、既に都市伝説的になりつつもありますが、それはみなさんが何も考えずに活動した場合です。
みなさんが実績を作る等の戦略的に行動すれば、「いい特許・アイデアは大企業が買ってくれる!」はきっと実現します。というよりも、いろいろと能力のある方と容易に出会うことができるようになった今では、みなさんが自身でビジネス化してアイデアを利益化することが早いかもしれません。
あくまでも、アイデアで利益を出すことがみなさんのゴールになると思いますので、アイデアを企業に売ることにこだわらず、いろいろと試行錯誤されることをお勧めします。
今はそういう世の中だと思います。